教材 仁科神明宮 感想を投稿する
歴史
早くから伊勢神宮や熊野の権現を信仰し、都の進んだ文化を取り入れていた仁科氏は、仁科御厨を守るために伊勢神宮を分けてお祭りしたと考えられています。
現在の建物は江戸時代初めのものですが、20 年に一度建て替えた時の棟札が室町時代初めから残されており、古い神明造の建築様式を伝えています。(神明造の建築物としては、唯一の国宝)
銅製懸仏
鎌倉時代につくられた懸仏が16 面あり、中には元寇のあった弘安年間のものもあります。
棟札(むねふだ)
永和2 (1376) 年以降のものが20年ごとに残されており、27 枚が国の重要文化財になっています。
作始めの神事
3月15日ごろ、作始めの神事が奉納されます。
春の田起こしから田植えまで農作業の様子が古式ゆかしく演じられ、その年の作物の豊凶が占われます。
四百年以上も前から続く、豊作を祈るお祭りで、長野県の無形民俗文か財です。
太々神楽(だいだいかぐら)
9月15日の例祭に行われる能を取り入れた神楽のこと。
剣の舞、岩戸神楽、五行の舞、水継、幣の舞、龍神神楽、道祖神の七座が舞われる。