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教材 「鷹狩山」 感想を投稿する

内容
霊松寺(れいしょうじ)山(やま)のすぐ南(みなみ)にある鷹狩(たかがり)山は、昔(むかし)は南北(なんぼく)の二山(ふたやま)ではなく一峰(ひとみね)だった。
昔はこの山に山姥(やまんば)が住(す)んでいて、村人(むらびと)と仲(なか)よくしていたが、山姥は女(おんな)が嫌(きら)いだった。
ある時(とき)、このことを知(d)らない女が腰巻(こしま)きを山姥の池(いけ)で洗(あら)うと、山姥が怒(おこ)り、山が南北に別(わか)れた。
山姥に恋(こい)していた讃岐(さぬき)の金比羅(こんぴら)様(さま)がやって来(き)たが、山姥はすでに東天(ひがしのそら)に旅立(たびだ)ってしまっており、金比羅様は、山姥の住んだ跡(あと)に暮(く)らした。

『大町市史』第五巻 民俗・観光 p.523-524 (大町の話)
(関連資料)
『ふるさと きのう・きょう・あした-わたしたちの大町』 p.8
「二つに割れた鷹狩山」あづみ野児童文学会編『あづみ野 大町の民話』郷土出版社、1998年、p.98-103
『北安曇郡郷土誌稿第二輯』(郷土研究社)p.3-4
大町民話の里づくり もんぺの会『語り継ぐ 大町の伝説-全380話-』(一草舎出版)p.136