大町のひ・み・つ大町市伝統・文化に関する教育Webサイト

米作りでは、すずめなどの鳥に食べられないようにすることも大事なことです。

昔から、鳥追いという行事を行い、鳥が来ないように願いました。

大町地区では、１月１４日に、物づくりの柳の枝の太いところで棒を作り、子供たちがそれで板切れをたたいて、１５日に「西の方から来る鳥も、東の方から来る鳥も、羽十六で目が一つ、追っても立たぬ、叩いても立たぬ、ホンガラホーイ、ホンガラホーイ」と唱えてまわっていた。

平地区では、子供たちが羽子板のような板な打ちながら「苗代のスミズミに、おんどり、もんどり一三羽、追っても叩いても立たぬ、ホンガラホーイ、ホンガラホーイ」などと大声で唱えてまわっていた。
(大町市史より)