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教材 信州に海があったころ 感想を投稿する

山国の長野県に海はありませんが、500万年前には日本海から美麻・八坂地区まで海が入りこんでいました。それがわかるのは、美麻・八坂地区にそのころの浅い海にたまった地層があって、その地層からはたくさんの貝やウニ、まれにクジラなどの化石がみつかるからです。写真は「シナノホタテ」というホタテ貝の化石で、大きなものでは20cm近くになります。ホタテ貝は北海道などの寒いところにいますので、500万年前には北から冷たい海流(寒流)が美麻・八坂地区へ流れ込んでいたと考えられます。
信州が海だったこともふしぎですが、海の底がもりあがって、今のように山になったのもふしぎです。大地はどっしりとしていて動かないようにみえますが、ほんとうは長い時間をかけて少しずつ動いているのですね。

■もっと調べるには⇨ 大町山岳博物館には、信州が海だったころから山になるまでのうつりかわりが展示されていて、いろいろな地層・岩石・化石にさわってみることができます。美麻・八坂地区でみつかったたくさんの化石も保管されていますので、学習にご利用ください。高学年向けですが、NHK DVD「小学校理科DVD 6年【地球】大地のつくりと地層 ~岩石・化石・火山灰をふくむ地層~」(https://www.youtube.com/watch?v=zbHAbBxRbbc)も参考になります。