信州大学ライフプランニング教育教材

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「後輩の良いモデルになりたい」 兼子 佑里恵さん(システム開発会社人事担当)

「後輩の良いモデルになりたい」 兼子 佑里恵さん(システム開発会社人事担当)

 人文学部出身の兼子さんは,自身の将来ビジョンが見えず,やる気スイッチも入らず就活に出遅れたという。
 「文系だから事務」と勝手に思って活動したが上手くいかず,
SEは文系でも可能と知りIT業界へ。決め手は,アルバイト先の上司に「なんでもやってみないと分からないよ」と言われたことだという。
新人研修の際,IT教育についていくのが大変で,配属先も決まらず不安だったが,人事グループへ配属になり,やることが明確になってやる気もアップしたという。初めての仕事に携わったりすることによって,自分の世界が広がっていくことがうれしかったという。
 入社5年目,諸事情で労務管理業務を一人で担当することになったが,同時に新卒採用の企画の担当も兼務することになり,そのときの責任感と充実感がその後の成長になったと振り返る。
 29歳で結婚,31歳で出産。出産・育休を1年間取得。育休まで忙しく仕事をしていたため,仕事を休んでいる間,社会からおいていかれているような気分になり,落ち込むこともあったという。特に休職中に2人も職場のグループに人が入ったため,復帰しても私は不要なのではといった漠然とした不安があったという。復帰後は当初短時間勤務だったが,仕事と家庭の両立を進めフルタイム勤務に戻ったという。子供がいても女性が自信を持ってキャリアを積んでいけるよう,これから結婚・出産を控える後輩の良いモデルになりたいとのことである。

後輩の良いモデルになりたい(その1)
後輩の良いモデルになりたい(その2)
後輩の良いモデルになりたい(その3)
後輩の良いモデルになりたい(その4)
後輩の良いモデルになりたい(その5)